第一課


12月14日の先生の講義について、とても優秀なレポートがありましたので紹介します。


http://www.lingr.com/room/23oYFHJH4Sb/archives/2007/12/15

以下、先生がとても感心した部分の抜粋。

  • tinkojiさんは、「考えずにその問題に言及するな」「障碍に触れずに言及するな」とおっしゃっているわけではなく、「痛みを感じる洞察力を持ちなさい」と主張しているんですよね?
  • 文章があり、読んで、感想を持った。んで 、そこから「当事者」が浮き上がってきたとするなら、そちらが重要だろう、と。情緒的に言うと、耳を傾けるべき、と(ネタマジ論争よりは)
  • 自分が、tinkojiさんが書いたことを読んだ感想としては 、まず、これを実話だと思っている層は知らなさ過ぎる、と。
  • そして、「これは創作だから…(前後エントリ読めばわかるでしょ、的な)」という層に対しても 、だとしても、当事者の抱く感想というものは存在するわけで、思い至れないのはいけないよね、ということだ
  • tinkojiさんのエントリーは、「触れてしまったからには逃げずに今後も書き続けるように」という意味にもとれる。


ここまで丁寧に人の文章を読み取っているレポートが出てくるとは思っていませんでした。
また、創作と当事者性のデリケートさという問題についても触れており、乱暴に要約すると、創作をする立場からすれば、四方八方に気を使っていては何も書けんじゃないか、そうなると結局書かないことが差別や偏見の助長に消極的な形でつながってしまうのではないかという議論も行われていました。