第一課


問:兄の人生の物語というお話をめぐっていろんな人が書いていますが、この問題の本質は何ですか?
答:本質など大したことありません。ただ単に書き手が題材選びを失敗しただけです。


ある作品があって、それを読んだ人がおもしろいつまらないと感想をいうのですが、その感想というのはどうしても読んだ人の人生経験や感性を反映したものになってしまいます。その点を考えると、上記の作品は知的障害者とその家族という、読み手の人生経験や知識によって極端に感じ方が変わってしまう題材を扱ってしまったのです。知識が少なかったり関わりの無い読者にとっては良くできた作品に見えても、知識があったり人生の中で深くかかわっている読者にとっては、違和感を感じたり、読んで深く傷ついたり、呆れたり、怒りを感じたりしてしまう、そういう題材を不用意に扱ってしまったのです。これはネタだからなんだかんだと理屈をこねてみても、それははたして当事者性の強い読者が感じた怒りや悲しみよりも重要なことなのでしょうか。
あなたはそういうことのわかる、人の痛みのわかる人間になりなさい。
以上です。


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まさか「兄の人生の物語」をリアルだと思って読む人がそんなにいようとは - 愛・蔵太の気になるメモ(homines id quod volunt credunt)
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2007-12-11 - gomisの日記
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