第一課


最近澁澤龍彦さんの「サド侯爵 あるいは城と牢獄」を読んだんですけど、この人面白いですね。なんかタモリ倶楽部の女の子にエロ小説読ませる特集に出演して好き勝手放言してそうなイメージが素敵でした。
澁澤龍彦さんの名前はいろんなところで目にしていたんですが、澁澤さんやその著作に触れている人の文章がつまらないものが多かったのであまり読む気にならず、読まず嫌いの状態が長い間続いていました。それで何だか今まで損していたような気分になって、少しシュンとしました。こういう面白い人をわざわざ難解な言葉を使って極端につまらなくし、面白いまま紹介できない批評家やら評論家やらは今すぐ筆を折って死ぬべきだと思いました。