第一課


久しぶりに未来世紀ブラジルを見たんですが、やっぱりいいですね。でも思ったのが、モンティパイソンをみたことがない人のほうが、あの映画をより純粋な意味で楽しめるんじゃないかということです。モンティパイソンを知っていると、未来世紀ブラジルを見た際に、あ、これモンティパイソンっぽい、これも、あれも、という風に余計なフィルターを自らかけてみてしまうんですね。本当はそんなフィルターがなくったって十分素晴らしい映画だし、余計なことを考えずに見たほうが、ギリアム監督の世界にのめりこめていいと思うんです。私が未来世紀ブラジルを最初に見たときは、まだモンティパイソンを見たことなかったので、何の余計なフィルター無しに未来世紀ブラジルの世界により深く浸りこむことができたことを考えると、ちょっともったいないかなと思いました。でもモンティパイソンも素晴らしい作品世界を作り上げているものですから、それを知らないままでいるのも非常に惜しいことです。
なので、まあいいかと思いました。