第一課


昨日ダ・ヴィンチ・コードを見たのですが、何回か噴き出しそうになりました。非常に面白い映画だと思いました。
中途半端な憶測を中途半端なまま強引に推し進めていく、力のあるストーリーテリング。前提から怪しいことをさも既成の事実のように見せる、イアン・マッケランの名演とむき出しの説得力。主人公の台詞に見え隠れする、保守的な観客たちへの配慮。エンドロールの末尾に現れる「これはフィクションです」宣言。どれをとっても一級品のスペクタクルでした。さすがロン・ハワード。PG指定もR指定も受けないように、きれいに映画を作り上げたと思います。