第一課

昨日ダ・ヴィンチ・コードを見たのですが、何回か噴き出しそうになりました。非常に面白い映画だと思いました。
中途半端な憶測を中途半端なまま強引に推し進めていく、力のあるストーリーテリング。前提から怪しいことをさも既成の事実のように見せる、イアン・マッケランの名演とむき出しの説得力。主人公の台詞に見え隠れする、保守的な観客たちへの配慮。エンドロールの末尾に現れる「これはフィクションです」宣言。どれをとっても一級品のスペクタクルでした。さすがロン・ハワード。PG指定もR指定も受けないように、きれいに映画を作り上げたと思います。

第二課

なんか映画「ダ・ヴィンチ・コード」は駄作だみたいに言っている人が多いみたいですが、はっきり言って心外です。あんな面白い映画を何でつまらないなんてイウデスカ？私の中では、ロン・ハワードの映画の中で一番笑えたし、本当にいい作品だと思うんですよ。みんな、テレビの変な解説番組なんかに騙されないで、トンデモ仮説称揚映画としてあの映画を見てみて？男性の象徴だの女性の象徴だの言っている場面なんて本当に面白いんだから。